【読書感想】OODA 危機管理と効率・達成を叶えるマネジメント
読みました。
どんな本だったか
OODAループと呼ばれる問題解決手法に関する書籍でした。
OODAループとは、やリーダーシップに関する話が盛り込んであり、 今後上に立っていくビジネスパーソンにオススメしたい一冊でした。
気になったのは著者の実体験をエビデンスとして、だからこうあるべき、という話が多かったこと。 ノウハウだけ学びたかったので、昔話は冗長に感じました。 とはいえそういう部分は読み飛ばせば問題がないのも事実なので、 OODAループを学びたい方は読んでみては如何でしょう。
OODAってなんなのさ
OODAとは、 Observe / Orient / Decide / Actの頭文字を取った造語です。 それぞれ、 観察・仮説検証・意思決定・行動(というより実行という方が正しい)という意味。
物事を観測して、それに対して仮説検証を行い、やるやら決めて、やりきる。 失敗したらそれを元にOODAを再構築する、という流れですね。
ここで気がつく方も多いと思うのですが、 「PDCAと似てない?」 まさにそのとおりです。 ただ、「PDCAは初めにPlan(計画)があるので、Action(行動)まで持っていくのがそもそも大変」 と著者はおっしゃられています。 次世代の意思決定ループはこれで決まり!みたいな想いがこの本には詰まっています。
本当にそうなのか
とはいえ、PDCAが完全に過去の遺物かと言われると、 そうは思えないのですよね。
観察すればOODAは回せるのですが、逆を言えば観察していなければ回せません。 自分の課題は既に自分の中で感じているはずなので、 それを元にPlanが立てられれば、PDCAも十分有効だと思っています。
結論
OODAこそが次世代の意思決定フレームワークだ! と鵜呑みにせず、TPOを見てフレームワークを選択していく必要性があると考えます。
どちらにせよ、自分の考えを持って物事に挑むという姿勢は変わらないので、 そういった意味では、成長のためにちゃんと考えなければいけないなと言うことが再認識できたので、 いい機会だったように思います。
もっと深掘りして学びたい方は、ぜひとも書籍をお手にとって見てください。
それでは今日はこの辺で。